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環境ニュース[国内]

組換え微生物を利用して製造された添加物「ジェランガムK3B646」の食品健康影響評価案で意見募集開始

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2007.01.12 【情報源】内閣府/2007.01.11 発表

 内閣府食品安全委員会は、組換え微生物を利用して製造された添加物「ジェランガムK3B646」の食品健康影響評価案をまとめ、この案について平成19年2月9日17時(必着)まで意見募集を行うことにした。
 ジェランガムは、グルコース・グルクロン酸・グルコース・ラムノースの4つの糖を繰り返した構造をもつ直鎖上の多糖類。食品添加物(増粘安定剤)として幅広い食品に使われているが、乳製品に利用した場合に超高温熱処理を行うと、異臭が生じ香りや風味を低下させる場合があった。
 今回評価が行われた「ジェランガムK3B646」は、現行のジェランガム生産株(Sphingomonas.elodea S60)の問題点であった異臭発生要因の遺伝子を欠失させたもの。
 内閣府食品安全委員会は、この組換え株が「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物の安全性評価基準」が自然界で同じことが起こり得るとして対象外としている「最終的に宿主に導入された組換えDNAが分類学上同一種に属する微生物のDNAのみを利用して製造されたケース」に該当することから、同基準の評価対象ではないという判断を示している。
 意見は郵送、FAX、意見提出サイトで受付けている。宛先は内閣府食品安全委員会事務局評価課内 「遺伝子組換え食品の食品健康影響評価」意見募集担当(住所:〒100−8989東京都千代田区永田町2−13−10プルデンシャルタワー6階、FAX番号:03−3591−2236)。【内閣府 食品安全委員会】

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