一般財団法人環境イノベーション情報機構
19年の「初日の出暴走」特別街頭検査で不正改造車15台に改善措置 うち騒音・排ガスに影響を与える改造は7件
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.01.05 【情報源】国土交通省/2007.01.04 発表
国土交通省、警察庁、自動車検査独立行政法人は平成18年12月31日から19年1月1日にかけて、「初日の出暴走」に参加する不正改造車に対する特別街頭検査を実施した。「初日の出暴走」は、年末年始に河口湖付近の高速道路や一般道路で暴走族が集団暴走を繰り返す行為のこと。暴走族の車両の大半は不正改造を施している上に、例年騒音も規制値を大幅に超えるものとなっている。
今回の特別街頭検査には運輸局と自動車検査独立行政法人から自動車検査官計90名が出動。
最終的には35台の四輪車を検査し、うち不正改造車15台に対し整備命令書を交付、改善措置を命じた。
なお、整備命令書で指摘された保安基準不適合箇所としては、窓ガラスへの着色フィルム貼り付けなどが10件、回転部分の突出などが10件あったほか、自動車消音器(マフラー)の取り外しなど騒音・排ガスに影響を与える改造も7件あった。
なお国土交通省は現在、自動車消音器(マフラー)などの不正改造車による騒音問題の規制強化をめざした「道路運送車両法施行規則等関係規則」改正を検討中で、18年12月27日に公表された同改正案に対する意見募集が19年1月31日まで行われているところ。【国土交通省】