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環境ニュース[国内]

神奈川県横浜市と鎌倉市にまたがる約98ヘクタールを近郊緑地保全区域に 

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.12.25 【情報源】国土交通省/2006.12.22 発表

 神奈川県横浜市と鎌倉市にまたがる約98ヘクタールを、首都圏近郊緑地保全法に基づく近郊緑地保全区域「円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域」に追加指定する告示が平成18年12月28日付け官報に掲載される見込みとなった。
 追加指定の対象として考えられているのは、横浜市、鎌倉市にまたがる「岩瀬・公田地区」と鎌倉市の「今泉台地区」。
 丘陵部のコナラ・オニシバリ群落などの樹林、谷戸の水辺環境がまとまりをもって維持され、既指定区域と同様に多種の動植物が生息生育する貴重な緑地となっているが、都市化が懸念されていることから、「良好な自然環境が形成され、規模が広い首都圏整備法の近郊整備地帯の緑地」であり、「無秩序な市街化のおそれが大きく、保全することによって首都圏の公害・災害防止効果が著しい」という近郊緑地保全区域としての指定基準を満たしていると判断され、追加されることになった。
 なお近郊緑地保全区域に指定されると、(1)建築物その他工作物の新築、改築、増築、(2)宅地造成、土地開墾、土石採取、鉱物掘採などの土地形質変更、(3)木竹伐採、(4)水面埋立て干拓、(5)土石、廃棄物、再生資源の堆積−−などを行う際に知事への届出が必要になるほか、近郊緑地保全に影響があると認められた時は知事による助言・勧告が行われることになる。
 今回の指定を受け、神奈川県・横浜市・鎌倉市は、この地域の近郊緑地保全計画に基づき、緑地の連続性に配慮した保全策、自然体験活動の促進について、具体的な検討を進めていくことになる。【国土交通省】

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