「春日井熊野桜佐土地区画整理事業」の環境アセス書に対し環境大臣意見送付

【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2006.12.22 【情報源】環境省／2006.12.20 発表

　環境省は、愛知県春日井市の都市計画事業「春日井熊野桜佐土地区画整理事業」に関する環境影響評価書について意見を求められたことに答え、平成１８年１２月２０日付けで国土交通大臣・国土交通省中部地方整備局長（注１）に環境大臣意見を提出した。
　この事業は、ＪＲ春日井駅に隣接する市街化調整区域である春日井市・熊野町と桜佐町を市街化区域に編入し、質の高い都市・生活機能を持つ都市基盤整備をめざした土地区画整理、道路、公園、下水道など公共施設の整備改善を進めていくもの。
　今回の環境大臣意見は、事業実施区域内に学校、住居など保全すべき対象があることから、工事用機械や資材運搬車両による粉じん、騒音、振動の影響を把握しつつ、必要に応じて環境保全措置を行うよう求めるとともに、環境保全措置として整備されるビオトープの適切な管理を求めている。
　なお、この件での環境影響評価を実施している愛知県知事（注２）に対しては、国土交通省中部地方整備局長からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

（注１）国土交通大臣を経由して国土交通省中部地方整備局長に対し意見を提出（注２）この事業は都市計画で定められるものであるため、環境影響評価は事業者の国土交通省に代わって都市計画決定権者である愛知県知事が実施している。【環境省】