一般財団法人環境イノベーション情報機構
「ノー・マイカー・デー」アンケート結果
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.10.05 【情報源】/2001.09.26 発表
フランス環境国土整備省が4年前に始めた「ノー・マイカー・デー(カー・フリー・デー)」の日に、今年は世界中から約千の都市が参加した。ヨーロッパ中の市民1億人以上が新たな都市移動手段をテストし、市街地における車以外の手段を考える機会となった。この日の影響評価のため、環境国土整備省と環境エネルギー管理庁(ADEME)は、参加市街地のうち最も代表的なモデルとして、ブザンソン、ディジョン、デュンケルク、モンペリエ、ナント、タルブの6つの都市に関して、当日の調査をIFOPに依頼した。
この結果、アンケート調査に答えた都市住民が、この試みを非常にすばらしいものだと認識していることが明らかになった。デュンケルク、ディジョン、ブザンソンでは、この試みを知っている住民は85〜89%にのぼり、98年以来毎年実施されたアンケートと同様に高い結果となった。よいアイデアだと評価した人は91%にのぼった(内49%は非常によいと答えた)。前回までの調査で、このレヴェルに達したものはない。
また、過半数の住民(59%)が公害対策としてこの事業の有効性を評価した(2000年は42%)。事業の利点として、最も多く指摘されたのは、汚染の削減(49%)、住民啓蒙(18%)、騒音削減(17%)であった。
さらに、10人に9人はこうした事業がより頻繁に実施されることを望み、内50%は週1回の実施(週末35%)、毎日この対策を望む人は12%となった。
すべてのドライバーの習慣を変えることは容易ではないが、日常、車で移動する住民の3分の1は、9月22日に車を車庫に入れ、他の手段で移動した。
交通改善のための車使用の削減に賛成する人は87%、市街地の公共輸送手段を評価する人は65%に上った。
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【フランス環境・国土整備省】