一般財団法人環境イノベーション情報機構
カー・フリー・デーに欧州で1億人以上が参加予定
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.10.02 【情報源】/2001.09.21 発表
9月22日、欧州の約1000都市がカー・フリー・デー(Car Free Day)に参加。道路から乗用車を締め出して、代わりに歩行者、ローラースケート、自転車、公共交通機関が闊歩する。ヴァルストロム環境委員は「市民によって行われる地域的活動が自分の都市の環境と生活の質を向上させ、気候変動に取り組む政策に影響を与えることができるということを示している」と述べる。カー・フリー・デーは欧州市民が環境活動に直接参加することを求める意識向上のためのイベントである。気候変動、大気の質、都市環境に関するEUの環境取組みが、カー・フリー・デー実施の背景となっている。カー・フリー・デーに参加し、昨年、投票を実施した6都市では、その80%がカー・フリー・デーを良いアイデアとし、継続的に行うことを望んでいるという結果が出た。
カー・フリー・デーは、パークアンドライド、歩行者ゾーンの拡大、自転車にやさしいスキームのような代替的輸送コンセプトをテストする機会を提供するものでもある。
昨年参加した都市は760であったが、今年は1000に拡大している。EU加盟申請国である東欧諸国の他、南北アメリカ、アジアの諸都市にも広がっている。【欧州委員会環境総局】