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環境ニュース[国内]

第153回国会の小泉総理所信表明演説 ゴミゼロ型都市構築などに意欲

環境行政 行政資料】 【掲載日】2001.09.28 【情報源】首相官邸/2001.09.28 発表

 第153回国会の開会にあたって小泉総理大臣が所信表明演説を行った。
今回の所信表明演説では、「閉塞した日本に明るい将来を取り戻すために断固たる決意」で改革に取り組むと、第151国会での所信表明演説に続き、構造改革への強い意欲を示した。
 また「小泉構造改革の目標」として(1)努力が報われ、再挑戦できる社会、(2)民間と地方の知恵が活力と豊かさを生み出す社会、(3)人をいたわり、安全で安心に暮らせる社会、(4)美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる社会、(5)子どもたちの夢と希望を育む社会−−の5つの目標を掲げ、継続的に、進捗状況を評価・点検しながら改革を進めていくとした。
 環境については、「森林保全に不可欠な間伐下草刈りなどの作業や、放置された廃棄物の撤去を一層進めるための「ごみマップ」の作成などに、地域の人材を活用する」と環境関連の雇用創出を進めていくことに触れたほか、行政府自身が取り組む身近な環境改善活動として、各省庁の一般公用車の低公害車への転換、庁舎食堂から出る生ゴミのリサイクルなどを引き続き進めていくとしている。また、都市再生本部が東京湾臨海部で、先行的にゴミゼロ型都市構築プロジェクトを展開していくことも報告されている。
 なお、米国での同時多発テロ事件については、演説の冒頭と最後で触れられており、「人類に対する卑劣な攻撃」であるとして、日本としても「国際協調の精神の下、全力を挙げてこの難局に立ち向かおう」と呼びかけている。【首相官邸】

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