自動車リサイクル部品についての情報提供システムへのモニター意見まとまる

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.09.28 【情報源】国土交通省／2001.09.28 発表

　国土交通省は平成１３年２月から３月にかけて実施した、自動車のリサイクル部品利用拡大のための情報提供システムについての実証実験結果を公表した。
　この実験では、同省が試作した、インターネット上でリサイクル部品の情報提供を行うシステムについて、全国９０の整備事業者にモニター利用してもらい、システムの構成・運用などについて意見を聞いている。
　寄せられた意見では、登録番号の検索で車種が特定できること、リサイクル部品と純正部品等の価格の比較情報が得られることなどのシステムの内容が評価された一方で、実用化のためには、（１）検索対象部品を増やす、発注機能をつけるなどシステムの使い勝手の向上、（２）付属品の有無など部品に関する詳細情報の提供、（３）部品の品質に関する情報の提供−−などの要素が更に必要であるとの指摘があった。
　国土交通省では、これらの結果を踏まえ情報提供システムの実用化を目指すとしている。また情報提供以外にも、自動車メーカー、リサイクル部品供給事業者、自動車整備事業者などに呼びかけ、関係者が一丸となってリサイクル部品の利用拡大に取り組むため、協議会の設置なども進めていく予定。【国土交通省】