都内で第３回日中気候変動対話を開催

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.09.04 【情報源】外務省／2006.08.30 発表

　２００６年８月３０日、都内で日中両国の政府関係者による第３回「気候変動対話」が開催された。
　この「対話」には、中国側からは外交部、国家発展改革委員会、科学技術部の温暖化問題担当者、日本からは外務省、経済産業省、環境省の課室長レベルの温暖化問題担当者が出席。
　（１）気候変動対策に関する将来的な枠組みの構築、（２）気候変動関連技術、（３）クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ、（４）クリーン開発メカニズム（注１）、（５）日中それぞれの気候変動政策−−など広範なテーマにわたって意見交換を行った。
　なお「対話」の結果として日中両国は、気候変動対策に役立つ技術の重要性について意見を共有化し、クリーン開発メカニズム関連プロジェクトについて一層協力していくことで合意した。

（注１）略称ＣＤＭ。京都議定書の市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の１つで、一定の手続きの下で先進国と途上国が共同で実施するプロジェクトによる温室効果ガス削減分の一部（認証排出削減量）を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。【外務省】