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環境ニュース[国内]

「私が考える自然資本 百年の国づくりの提案」の審査結果を公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2006.08.07 【情報源】環境省/2006.08.04 発表

 環境省は2006年の元旦から4月28日まで募集した、「私が考える自然資本 百年の国づくりの提案」の審査結果を06年8月4日に公表した。
 「自然資本 百年の国づくり」は、温暖化などで状態が悪化している日本の緑、水、空気、生きものを今後100年間をかけて、人工社会資本と組み合わせながら再生し、次世代に負の自然資本を残さないことを基本理念とする提案。
 もともとは小池環境大臣が示した(1)「ニート」対策としての森林整備、(2)緑、風、水、生きものを骨格とした都市づくり、(3)太陽の恵みによるエネルギーの活用−−を内容としていたが、環境省が(4)自然資本、道路、公共交通の良好な組合わせの追求、(5)郊外開発抑制、中心市街回帰を促す地方都市再生、(6)自然資本で栄える国家に向けての制度改革−−を追加した新提案をまとめ、この新提案をさらに充実させるために、広く国民からの提案を募っていたもの。
 募集期間中には100件以上の論文やイメージ画が寄せられ、審査の結果この中から、一般・論文の部の環境大臣賞として(1)自然資本・高知ワーキンググループによる「自然資本・高知百年の国づくり」、住友林業(株)曽田良さんによる「木炭貯蔵による超長期の炭素固定」が選ばれた。
 このうち「自然資本・高知百年の国づくり」は、高知県内の中核地方都市、中山間地、都市近郊の田園地域をモデル地域として想定し、それぞれの地域での持続可能なまちづくり構想を展開したもの。また「木炭貯蔵による超長期の炭素固定」は木炭を活用した炭素固定の促進などを提言したもの。
 また、画の部では兵庫県三木市立中吉川小学校(応募当時)の福田瞭さんが環境大臣賞受賞した。
 環境省では受賞作品に限らず、寄せられたアイディアを施策に活かしていく方針。【環境省】

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