一般財団法人環境イノベーション情報機構
2件について「水俣病でない」とした処分を取消し 公害健康被害補償不服審査会
【健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2006.05.15 【情報源】環境省/2006.05.15 発表
公害健康被害補償不服審査会は、公害健康被害補償法に基づいて行われた水俣病認定申請棄却処分の不服審査請求2件、大気系疾病認定患者の死亡に伴う遺族補償一時金・葬祭料の不支給処分に対する不服審査請求各1件について、平成18年5月10日付で裁決を行った。このうち水俣病に関する2件の不服審査請求の裁決は、2件とも認定申請棄却を取消し、認定審査を改めて行うことが望ましいとしたもの。
1件については、棄却の根拠とされた平衡機能障害の疑わしさが医師の診断記録でかなり陽性に近いと考えられるとしたほか、もう1件も、検査時の医師による「運動失調は糖尿病による影響」とする所見で「全ての説明がつくとは考えにくい」とする判断を新たに示している。
一方、大気系疾病に関する計2件の不服審査請求はいずれも棄却された。
今回の裁決分により、18年5月12日現在での水俣病審査請求に関わる未処理案件数は53件、大気系公害病審査請求に関わる未処理案件数は22件になった。【環境省】