一般財団法人環境イノベーション情報機構
肥料のダイオキシン含有量17年度調査結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2006.04.13 【情報源】農林水産省/2006.04.13 発表
農林水産省は平成18年4月13日、肥料中に含まれるダイオキシン含有量についての17年度調査結果を公表した。この調査は11年度から同省が実施しているもの。
17年度は11〜16年度に実施した調査のうち、ダイオキシン類の含有量が比較的高かった汚泥肥料9点、施肥量が比較的多い動物の排せつ物4点、たい肥18点について調査を行った。
各検体のダイオキシン類毒性等量を肥料の種類別にまとめると、汚泥発酵肥料では1gあたり0.0065〜36pg−TEQ、し尿汚泥肥料では1gあたり1.7〜5.4pg−TEQ、混合汚泥肥料では1gあたり2.1pg−TEQ、動物の排せつ物では1gあたりp0.029〜0.84g−TEQ、たい肥では1gあたり0.0033〜31pg−TEQ。
土壌中のダイオキシンの環境基準値が1gあたり1,000pg−TEQであることを考えると、いずれも基準を大きく下回っている。【農林水産省】