一般財団法人環境イノベーション情報機構
省エネなど5つの数値目標を設定 「新・国家エネルギー戦略」中間とりまとめ
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2006.03.30 【情報源】資源エネルギー庁/2006.03.30 発表
資源エネルギー庁は、2006年3月30日までに「新・国家エネルギー戦略」に関する中間とりまとめをまとめた。「新・国家エネルギー戦略」は原油価格の高騰をはじめとした厳しいエネルギー情勢を踏まえ、エネルギー安全保障を核として検討が進められているもの。
今回の中間とりまとめでは、(1)国民に信頼されるエネルギー安全保障の確立、(2)エネルギー問題と環境問題の一体的解決による持続可能な成長基盤の確立、(3)アジア・世界のエネルギー需給問題克服への積極的貢献−−の3点を目標に掲げ、この目標を官民が一体となって達成するために、「省エネ」、「石油依存度」、「運輸部門の石油依存度」、「原子力発電」、「海外での資源開発」の5分野について2030年を目標年とする数値目標が設定された。
なお、各数値目標の内容は「省エネ」が「30%効率改善」、「石油依存度」が「40%以下」、「運輸部門の石油依存度」が「80%程度」、「原子力発電」は発電比率の30〜40%程度、もしくはそれ以上」、「海外での資源開発(原油輸入量中の自主開発率)」は「40%程度」とされている。【資源エネルギー庁】