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環境ニュース[国内]

有明海沿岸道路建設事業の環境アセス書に対し環境大臣意見送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2006.03.23 【情報源】環境省/2006.03.23 発表

 環境省は、佐賀県の一般国道444号佐賀福富道路(有明海沿岸道路)の建設事業に関する環境影響評価書について、国土交通大臣から意見を求められたことに答え、平成18年3月23日付けで環境大臣意見を提出した。
 この事業は佐賀県佐賀市嘉瀬町から杵島郡白石町福富まで、延長約10キロメートルの4車線の道路を建設するもの。
 絶滅危惧種であるニッポンバラタナゴなど希少魚類が生息する水路や、カモ類、シギ・チドリ類の国内有数の渡来地である河川を横断する計画であること、計画路線の暫定的供用時の計画内容が未定であるまま、全線完成時の予測評価のみが行われていることから、今回まとまった環境大臣意見は、(1)工事実施までに希少魚類の詳細調査を行い、その結果を踏まえ、道路建設による生息環境への影響が生じないよう適切な措置を講じること、(2)工事実施までにカモ類、シギ・チドリ類の採餌場所等の生息環境を把握し、その改変を極力避けるとともに、工事の実施時に渡来する鳥類に配慮した施
工時期設定や施工方法の選定を行うこと、(3)暫定的な供用が具体化した段階で、事後調査として環境調査を実施し、その結果を踏まえ、必要に応じて適切な措置を講じること −−といった内容を盛り込んでいる。
 なお、事業者である佐賀県に対しては、国土交通省関東地方整備局長からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。【環境省】

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