一般財団法人環境イノベーション情報機構
保安院が関電経営層にインタビュー実施へ 美浜3号機事故の再発防止策確認で
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.03.07 【情報源】原子力安全・保安院/2006.03.07 発表
美浜原発3号機の加圧水型軽水炉2次系配管破損事故の再発防止対策が、関西電力(株)の組織全体に定着しているかを確認するために、原子力安全・保安院は平成18年3月9・10日の両日、社長以下、同社の経営層に対してインタビューを実施することにした。このインタビューは平成17年度第4回保安検査(注1)の中で、関西電力に対して特に実施する「特別な保安検査」の一環と位置づけられている。
美浜3号機2次系配管破損事故に関する原子力安全・保安院の最終報告書では、事故の直接原因となった外注管理のずさんさの改善のほか、保守管理・品質保証体制強化に向けた経営層の意識改革と改善努力−−が必要だと指摘。また再発防止対策が確実に行われていることを確認するため、関西電力を対象に「特別な保安検査」を行うとしていた。
(注1)保安検査では発電所で実施した保安活動の計画から実行、実行結果の評価、その評価から出てきた改善まで一連の過程を検査し、この過程で守らなければならない保安規定の要求事項が遵守されていることを確認する。【原子力安全・保安院】