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環境ニュース[国内]

白書やめ「海上保安レポート2001」を発行

環境行政 行政資料】 【掲載日】2001.08.30 【情報源】海上保安庁/2001.08.30 発表

 海上保安庁では同庁の業務を広く周知するために「海上保安レポート2001」を発行した。同庁では今年度から従来の白書の刊行をとりやめ、それに代わるものとしてこのレポートを作成した。
 閣議への報告が求められる白書の場合は、将来の見通しや施策の方向については付随的な記述に止めなくてはならないなどの制約があり、海上保安業務の最新の情報と今後の展望についての状況を正確に伝えたいという同庁の意図が必ずしも伝わらない部分があった。このため、同庁では白書を廃止、自由な発想で国民にアピールしうるレポートを発行するという方向を選択した。
 なお、「海上保安レポート2001」の作成にあたっては読みやすさ、わかりやすさを重視。イメージキャラクターや図・写真を多用しながら、海上保安庁の業務や展望を紹介しているほか、付録のCD−ROMには不審船への威嚇射撃や救助など海上保安官の活動現場の動画映像なども多数収録した。
 またレポート中、海洋環境の保全についての項目では、平成12年に同庁が油の漂流や赤潮などの発生を610件確認したことを報告。同庁の実施する海洋環境保全対策として、東京湾蘇生プロジェクトなどによる東京湾の汚染メカニズムの解明、発生源対策、環境改善対策などの推進について紹介している。【海上保安庁】

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