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環境ニュース[国内]

欧州閣僚理事会 EU新化学物質規制 REACHに合意

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.12.28 【情報源】/2005.12.13 発表

 欧州競争政策閣僚理事会は、12月13日の特別会合で、EUの新化学物質規制、いわゆるREACHについて政治的合意に達した。欧州委員会は、この合意を歓迎するコメントを声明している。
 REACHでは、化学物質の登録、評価、許可、規制を統合したシステムが構築される。REACHは、約3万の化学物質の危険性について、情報のギャップを埋めるものであり、労働者、消費者及び環境へのリスクを削減するため、化学物質の安全な利用に必要な情報が提供されることを確保するものである。REACHにより、証明責任が、公共機関から、産業界(当該物質の生産者および輸入者)に転嫁される。これにより、産業界が、必要な情報を提供し、かつ効果的なリスク管理手法を採る責任を負うことになる。
 今後、閣僚理事会の正式な共通ポジションは、2006年5月、オーストリア議長国下で承認され、欧州議会による第2読会に道を開くことになる。欧州議会および閣僚理事会による最終決定は、2006年秋の見込み。
 なお、欧州委員会は、REACH関連の規則の施行は、2007年春と見込んでいる。その後、欧州化学物質庁が業務を開始するのに約1年間かかるので、REACHの要求事項が適用されるのは2008年以降と思われる。【欧州競争政策閣僚理事会】【欧州委員会環境総局】【イギリス環境・食糧・地方事業省】【フランス エコロジー持続可能な開発省】


下記アドレス:欧州競争政策閣僚理事会プレスリリース(PDF形式)

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