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環境ニュース[国内]

殺菌剤オリサストロビンの食品健康影響評価案への意見募集実施

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.11.04 【情報源】内閣府/2005.11.02 発表

 内閣府食品安全委員会は平成16年2月に厚生労働大臣から意見を求められていた殺菌剤「オリサストロビン」の食品健康影響評価案をまとめ、この案について17年11月29日17時(必着)まで意見募集を行うことにした。
 同委員会では評価にあたって動物代謝、植物代謝、土壌中運命、水中運命、作物残留、土壌残留、急性毒性、亜急性毒性慢性毒性発がん性、2世代繁殖、発生毒性、遺伝毒性などの試験を行った。
 今回の評価案では試験結果から、催奇形性遺伝毒性は認められず、発がん性試験でラット、マウスに十二指腸腫瘍、ラットに甲状腺腫瘍が認められたものの、いずれも非遺伝毒性による発生であり、評価にあたり閾値を設定することは可能と結論。
 各試験で悪影響が認められなかった最大投与量(無毒性量)の最小値が、ラットを使った慢性毒性試験発がん性併合試験の「1日体重1キログラムあたり5.2ミリグラム」であったため、この数値に安全係数として100分の1を掛けて、一日摂取許容量(ADI 注1)を1日体重1キログラムあたり0.052ミリグラムと算定した。
 意見は郵送、FAX、意見募集フォームで受付けている。

(注1)人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響をおよぼさないと判断される量。1日当たりの体重1キログラムに対する質量として表される。【内閣府 食品安全委員会】

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