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環境ニュース[国内]

日本のOPRC−HNS議定書への早期加入を提言 海保庁委員会

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2005.11.02 【情報源】海上保安庁/2005.11.01 発表

 海上保安庁の「有害危険物質(HNS)汚染事故への準備及び対応に関する調査研究委員会」は、海上輸送された化学物質など有害危険物質による事故発生に対応するために、実施すべき措置についての提言を2005年11月1日までにまとめた。
 この委員会は油流出事故発生時の応急対応に関する条約「OPRC条約」の対象を有害危険物質に拡大する「危険物質及び有害物質による汚染事件に係る準備、対応及び協力に関する議定書(OPRC−HNS議定書)」が06年度中に発効する見込みとなったことを踏まえて設置されたもの。
 今回の提言は、(1)日本のOPRC−HNS議定書への早期加入、(2)有害危険物質による汚染事故に対応するための国家的な体制整備、(3)有害危険物質汚染事故に対応する研修訓練コースの開設、調査研究、技術開発の継続、国際協力、(4)海上保安庁が有害危険物質汚染事故対応に関する日本の中核機関として、OPRC−HNS議定書批准に取組むこと−−の4点が主な内容。
 このうち(2)については有害危険物質汚染事故に関する国家緊急時計画の策定や、船長や船舶所有者、海上災害防止センターが事故時に取組む措置を具体的に定めておく必要があるとしている。【海上保安庁】

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