一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

過去のアスベスト研究で作業管理に問題判明 旧・工業技術院九州工業技術試験所 

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.10.17 【情報源】経済産業省/2005.10.14 発表

旧・工業技術院九州工業技術試験所(現・(独)産業技術総合研究所九州センター)が行っていたアスベスト石綿)関する研究や技術開発の過程で、作業場のアスベスト濃度管理などに問題があったことが、平成17年10月14日の経済産業省発表で明らかになった。
 旧・工業技術院九州工業技術試験所では、昭和51年度から平成5年度まで18年間、クリソタイル使用量低減化技術の開発や、アスベスト代替化技術に関する研究を行っていたが、現・産業技術総合研究所が当時の研究責任者から改めて聞き取り調査を行ったところ、作業場のアスベスト濃度測定を行っていなかったなど、関係法令にのっとった適切な作業が実施されなかったおそれがあることが判明したという。
 ただし当時作業に従事した15名に対する健康診断の結果では、経過観察が必要とされた人が4名いたものの、現在までに石綿による疾病と診断された人はいなかった。4名については今後、継続的な精密検査を行っていく方針。
 なお経済産業省は、研究に従事した職員の健康管理について万全の措置を講じるよう産総研に指示。また、関係行政機関と連携して適正な研究環境に対応に今後も努めるとの方針を示した。【経済産業省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク