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環境ニュース[国内]

千葉県「建設発生木材リサイクル促進計画」まとまる

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2005.10.13 【情報源】国土交通省/2005.10.13 発表

 関東地方建設副産物再利用方策等連絡協議会の下に設置された、「建設発生木材のリサイクル推進方策等に関する連絡部会千葉ワーキンググループ」は、平成17年10月13日までに、千葉県の「建設発生木材リサイクル促進行動計画」をまとめた。
 建設発生木材は建設リサイクル法の対象資材廃棄物として、解体の際の分別やリサイクルが義務付けられているが、そのリサイクル率は14年度全国値で61%、千葉県内で79%で、同じ建設リサイクル法の対象資材廃棄物であるコンクリート塊のリサイクル率が98%、アスファルト・コンクリート塊のリサイクル率が99%であることと比べると、低い。
 また、全国で建設発生木材不適正処理が顕在化しており、特に千葉県では、15年8月に不適切な堆積が行われていた木材チップが自然発火し、火災につながった例も発生している。
 今回策定された「計画」は、千葉県内で処理する建設発生木材量が22年度には14年度比80%増になると予測した上で、処理量増加分を全てリサイクル施設に搬出し、「焼却を含まないリサイクル率目標値を90%、焼却を含むリサイクル率目標値を97%にする」との目標を策定。
 また、建設発生木材のリサイクル促進に向けた対応方針として、(1)排出から破砕、リサイクルに至る、建設発生木材の流れを完全に把握する仕組みの構築、(2)建設発生木材の不適正処理に対する取締り徹底と、適正処理業者選定・適正な契約の促進、(3)建設発生木材の排出量削減、(4)建設発生木材からつくられた木材チップ需要量の増大−−の4点をまとめるとともに、この4点についての具体的施策を提示した。
 たとえば(2)の具体的施策としては、優良処理業者評価制度の導入、適正な契約を結ぶための様式・マニュアルづくり、(4)の具体的施策としては木材チップの品質基準・建設発生木材の分別基準の策定−−などが盛り込まれている。【国土交通省】

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