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環境ニュース[国内]

「バリ行動計画」を採択 第2回APEC海洋関連大臣会合

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2005.09.20 【情報源】水産庁/2005.09.20 発表

 APEC海洋関連高級実務者会合と第2回APEC海洋関連大臣会合が2005年9月13日から17日にかけ、インドネシア・バリ島で開催された。
 この会合は02年4月開催の第1回海洋関連大臣会合で採択された「ソウル海洋宣言」を実施するための短中期的行動計画作成が目的。
 日、中、韓、米、カナダ、豪、インドネシアほか計20のAPECメンバーエコノミー(注1)が参加し、議論の成果として「バリ行動計画」と同計画を総括した閣僚宣言を無事、採択した。
 なお「バリ行動計画」は、(1)海洋環境と資源の持続的な保存管理、(2)海洋からの持続的な経済利益の提供、(3)沿岸地域の持続的発展−−の3章から構成されており、海洋に関する幅広い政策課題についての計画が盛り込まれている。
 その中には日本政府が主張した、IUU(違法、無報告、無規制)漁業対策強化や、漁業専門機関であるFAOの国際行動計画にもとづいた混獲対策、科学的根拠に基づいた海洋保護区の設定なども取り入れられた。
 「バリ行動計画」と大臣会合の結果は、05年11月に韓国・釜山で開催されるAPECサミットにも報告される。

(注1)APECに参加している各経済主体のこと。APECは経済問題を討議する場であり、各メンバーは経済主体として参加している。【水産庁】

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