一般財団法人環境イノベーション情報機構
原子力専門職大学院修了者に対する資格試験免除 検討会が最終報告書作成
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.08.30 【情報源】原子力安全・保安院/2005.08.30 発表
文部科学省科学技術・学術政策局長および原子力安全・保安院長の私的懇談会「原子炉主任技術者試験制度検討会」と、原子力安全・保安院長の私的懇談会「核燃料取扱主任者試験制度検討会」は平成17年8月30日までに、原子力専門職大学院修了者に対する原子炉主任技術者筆記試験・核燃料取扱主任者一部試験の免除の可否について、最終報告書をまとめた。この報告書は17年4月から、東京大学に原子力専門職大学院が初めて設置されたことを踏まえて検討されたもの。
報告書は、原子力専門職大学院の教育内容を審査し、試験合格者に相当する専門的知識が習得されると認められる場合には、修了者に対する試験免除を可能としたほか、一般の大学院でも原子力工学に関する専門技術者養成に焦点を当てた大学院教育を実施し、その趣旨を明確に表明している場合には、原子力専門職大学院に準じるものとして取り扱うことができると提言した。
なお免除指定にあたっては一定の免除期間を設定。審査基準への適合状況を定期的に見直すとしている。
原子力安全・保安院としては今回の検討結果を踏まえ、必要な制度改正を行う方針。【原子力安全・保安院】