一般財団法人環境イノベーション情報機構
北側国交大臣が成田国際空港(株)に並行滑走路の北伸を指示
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2005.08.04 【情報源】国土交通省/2005.08.04 発表
北側国土交通大臣は平成17年8月4日、成田国際空港(株)に対し、当初の計画と違う北方向への並行滑走路延長を行うことを指示した。成田国際空港では、2本の滑走路が並行して走る並行滑走路を整備するにあたって滑走路予定地の地権者との用地交渉がまとまらず、14年4月に計画より短い「暫定平行滑走路(2,180メートル)」が供用開始された。
しかしその後も交渉が難航したことから、本来の計画とは逆の北の方向に滑走路を延長し、2,500メートルにする案が浮上。千葉県や地元自治体からも北方向への延長についての理解がほぼ得られたことから、今回北側大臣が指示を行ったもの。
なお北側大臣の指示は、成田国際空港の北方向への延長工事への着手以外に、(1)約6年と見込まれている工期をできるだけ短縮をすること、(2)千葉県・空港周辺9市町村の申入れ内容を踏まえ、北方向への延長案や、その実施に必要な騒音対策などについての住民に誠意をもって説明すること、(3)本来の計画で滑走路予定地となっていた東峰区の地権者との話し合い窓口を今後も開いておくこと−−が含まれている。【国土交通省】