室内空気汚染ガイドライン案への意見募集結果を公表

【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2001.07.27 【情報源】厚生労働省／2001.07.27 発表

　厚生労働省では、「室内空気汚染に係るガイドライン」案と「室内空気中化学物質の測定マニュアル」案について公表し、平成１３年５月１７日から同６月１４日まで意見募集を行っていたが、７月２７日までに意見募集結果をとりまとめ公表した。
　今回の意見提出者は、企業８０件、団体６件、個人５０件、官公庁４件、計１４０件だったが、ほとんどが複数項目について意見を述べていたため、のべ意見数は３０６件にのぼった。
　特に多かったのはフタル酸ジ−２−エチルヘキシルに対する意見で、「ＷＨＯでも海外でも対象になっていないが、日本だけが対象とするのは何故か」など２０８件の意見が寄せられた。厚生労働省ではこれらの質問について、「対象物質の選定に関しては平成１２年６月に公表した中間報告のクライテリアによって判断しており、日本が世界に先駆けて指針値を設定することになるとすれば、この結果を他国においても参考としてもらいたい」と回答している。【厚生労働省】