一般財団法人環境イノベーション情報機構
米国産飼料中への遺伝子組換え体とうもろこし混入 16年度上半期の事例は皆無
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2005.07.21 【情報源】農林水産省/2005.07.20 発表
農林水産省は平成17年7月20日、独立行政法人肥飼料検査所で実施している、米国産飼料用とうもろこしへの遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」の混入検査で、16年度上半期には混入事例が皆無であったと公表した。遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」は米国で飼料用として安全性が確認されているが、食品としての安全性は未確認。平成12年に日本国内で食品への混入が消費者団体から指摘されたことを受け、肥飼料検査所は12年4月から米国産飼料用とうもろこしへの検査を実施している。
なお検査が開始された12年度上半期のデータでは陽性率(全検体数中にスターリンクの陽性反応があった検体の割合)67%、混入率(陽性検体中に含まれているスターリンクの割合)0.5%であったが、その後米国で輸出前検査が実施されていることなどを反映して、陽性率・混入率は徐々に低下。15年度下半期も混入事例が皆無となっていた。【農林水産省】