組換え食品としての表示対象農産物にアルファルファを追加　改正案への意見募集結果公表

【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2005.07.15 【情報源】農林水産省／2005.07.14 発表

　「食品衛生法施行規則」、「加工食品品質表示基準と生鮮食品品質表示基準に基づく遺伝子組換えに関する表示基準」の一部改正案に対する意見募集結果が平成１７年７月１４日に公表された。
　この意見募集は、平成１７年３月２４日から４月２５日まで実施されていたもの。改正内容はいずれも、遺伝子組換えに関する表示を行う対象農産物に「アルファルファ」を、対象加工食品に「アルファルファを主な原材料とするもの」を追加するものだった。
　なお期間中に寄せられた意見は１通。「申請されたアルファルファは飼料用なのに、なぜ食品表示へのアルファルファの追加が必要なのか」といった内容。この意見に対しては「開発企業は商業栽培が進んだ場合、意図しない混入により、食品用として流通する可能性も考えられるとして、食品としての安全性審査を厚生労働省に申請している。またこのことに基づいて、食品安全委員会の食品健康影響評価でも、食品としての安全性を確認した」との見解が示されている。【厚生労働省，農林水産省】