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環境ニュース[国内]

G8サミット 気候変動等に関する宣言を採択して閉幕

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.07.13 【情報源】/2005.07.08 発表

 スコットランドのグレンイーグルズで開催されていたG8サミット(7月6日〜8日)は、7月8日、気候変動やアフリカ問題などに関するグレンイーグルズ宣言を採択して閉会した。
 気候変動については、G8首脳に加え、ブラジル、中国、インド、メキシコ及び南アフリカ各国の首脳、さらに、国連、国際エネルギー機関、IMF、世界銀行及びWTOのトップも議論に参加。議長を務めたイギリスのブレア首相は、「気候変動が現在起きていること、人間の活動が気候変動に寄与していること、地球のあらゆる場所に影響が及ぶおそれがあることに全員が合意した」と述べ、地球全体で温室効果ガスの排出を削減し、低炭素経済へ移行する必要があること、そのためには先進諸国のリーダーシップが求められることを強調した。
 宣言には、気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する「グレンイーグルズ行動計画」が盛り込まれた。行動計画では、エネルギー効率化、再生可能エネルギー等の促進、技術開発ネットワークの構築、途上国のクリーンエネルギーへの移行支援、気候変動の影響の管理、違法伐採対策などが掲げられている。
 また、先進国と途上国との間で、気候変動、エネルギー及び開発に関する新たな対話を進めることが合意され、11月1日に第1回目の会合が開催される。ブレア首相は、これまで国際社会の中で基本的な意見の相違があったが、ポスト京都議定書の体制については、アメリカや新興経済国も参加するようなコンセンサスを得ることができるかもしれないという希望を示した。
 イギリス環境・食糧・地方省のベケット大臣も、11月1日の先進国・途上国会合に期待を寄せるとともに、今回のサミットが、2005年末にモントリオールで開催される国連の気候変動会議の成功につながるよう望むとコメントした。【G8グレンイーグルズ・サミット事務局】【イギリス環境・食糧・地方事業省】


下記アドレス:イギリス環境・食糧・地方省プレスリリース

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