一般財団法人環境イノベーション情報機構
公調委、北海道岩内町住民らの地盤沈下被害原因裁定申請を棄却
【水・土壌環境 地盤沈下】 【掲載日】2005.07.08 【情報源】総務省/2005.06.30 発表
北海道岩内町内で国が行っていた道路改修工事により地盤沈下が発生し、住居や店舗が傾くなどの影響を受けたとして、住民4人らが平成16年2月に公害等調整委員会に原因裁定を求めていた件で、同委員会は17年6月30日、「建物の損傷は国の道路改修工事によるものと認めることはできない」との判断を示し、住民らの原因裁定申請を棄却した。公害等調整委員会では16年6月に、この件での地盤沈下に関する専門的事項を調査するために必要な専門委員1名を選任し、現地調査や地盤・建物の測定・分析調査を実施してきたが、その結果によると、建物の傾きなどは建物自体の欠陥や老朽化に起因するものである可能性が大きかったという。【総務省 公害等調整委員会】