都市再生プロジェクト事業推進費などによる１７年度調査内容決定

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.06.28 【情報源】国土交通省／2005.06.24 発表

　平成１７年６月２４日、都市再生プロジェクトの推進を目的とした経費「都市再生プロジェクト事業推進費」や「都市再生プロジェクト推進調査費」で、１７年度に１５６件の「全国都市再生モデル調査」と７件の「一般調査」が実施されることが決まった。
　このうち「全国都市再生モデル調査」は１７年４月１日から５月１３日まで、全国の自治体やＮＰＯを対象に、調査対象となる都市再生活動を募集していたもので、今回は期間中に応募された５８７件の提案の中から、先進的な活動１５６件を選定したもの。
　環境関連の調査としては東京都新宿区の「都心部における水とみどりのネットワークのよる自然環境の再生に関する調査」、日ロ交流による都市再生活力推進協議会による北海道稚内市での「最北情景創出調査」などがある。また環境関連以外にも防災や国際化を目的にした活動が含まれている。
　なお「一般調査」のうち環境関連のものとしては、積雪寒冷地の融雪対策や大手町地区での下水熱エネルギーの利用を検討する「環境負荷低減のための総合的なエネルギー生産・利用方策検討調査」、「都市再生事業における街区レベルでの環境性能向上方策検討調査」、下水再生水・地下鉄トンネル湧水などの活用法を検討する「都市空間における未活用水の有効利用方策検討調査」が予定されている。
　予算の総計は「全国都市再生モデル調査」が９億９，６２４万７，０００円、「一般調査」が６億２，３０５万２，０００円。【国土交通省】