一般財団法人環境イノベーション情報機構
神栖町でジフェニルアルシン酸汚染メカニズム解明調査説明会を開催へ
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.06.22 【情報源】環境省/2005.06.22 発表
茨城県神栖町の井戸水が有機ヒ素化合物・ジフェニルアルシン酸に汚染されている問題で、環境省は同町で続けている汚染メカニズム解明調査の中間報告書説明会を平成17年6月29日に神栖町保健・福祉会館で開催することにした。神栖町では飲用井戸、農業用井戸のジフェニルアルシン酸汚染が確認されているほか、汚染された井戸の水を使った米、この米を常食していた人の毛髪や爪からもジフェニルアルシン酸、その関連物質フェニルメチルアルシン酸が検出されている。
ジフェニルアルシン酸は戦後製造されていない化学物質。神栖町には第二次世界大戦中に旧日本軍中央研究所と航空隊の神之池飛行場が設置されていたことがあるため、これらの施設との関連で汚染がおこったと推測されている。【環境省】