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環境ニュース[国内]

「レクリエーションの森」整備管理新施策の先導プロジェクト 7か所で実施へ

自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2005.06.01 【情報源】林野庁/2005.05.31 発表

 林野庁は平成17年2月にまとまった、レクリエーションの森についての報告書の提言内容にもとづき、全国7か所のレクリエーションの森で新たな整備管理の取組みについてのリーディング・プロジェクトを実施することにした。
 レクリエーションの森は全国の国有林の中から特に美しい森林、景勝地周辺の森林、野外レクリエーションに適した森林、自然観察に適した森林として林野庁が選定した森のこと。16年4月1日現在で全国に1,251か所が選定されており、その森が持っている特色やその望ましい利用形態に応じて、さらに自然休養林自然観察教育林、風景林、森林スポーツ林、野外スポーツ地域、風致探勝林−−の6種に区分されている。
 17年2月にまとまった報告書は、余暇活動の多様化などの状況変化に対応し、レクリエーションの森の整備管理施策の重点を「量的充足」から「質的向上」に転換するとの方針に基づきながら、具体的な取組み内容を提案したもの。提案内容には、自然環境保全が優先されるゾーンの設定など利用者の望ましい体験を前提にした整備管理、地元自治体を核とした協議会方式による整備管理、企業や市民の支援を募るサポーター制度の創設、利用者に対する任意協力金の提供要請、魅力的な活動プログラム提供、周辺の地域資源との連携−−などが含まれていた。
 今回のリーディング・プロジェクトの対象となる森は、ニセコ・神仙沼自然休養林、仁別自然休養林、武尊自然休養林、カヤノ平自然休養林、明治の森箕面、工石山自然休養林、玄海自然休養林。 報告書の提案を踏まえ、(1)自然環境保全と施設の効率的な整備・維持管理、(2)利用者の安全対策の推進、(3)受益者負担の推進、(4)地域特性を活かしたプログラムの提供、(5)地域関係者や支援者と協働した取組みの推進、(6)利用者の望ましい体験を前提にした利用区分の試行的実施−−などの事項に重点的に取り組んでいく。具体的な取組み内容は今後、森林管理局ごとに設置される検討委員会で検討を行う。【林野庁】

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