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環境ニュース[国内]

ミレニアム生態系アセスメント報告書が公表される

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.04.14 【情報源】/2005.03.30 発表

 ミレニアム生態系アセスメントの総合報告書が、3月30日に公表された。ミレニアム生態系アセスメントは、2001年に国連の提唱によりスタートしたもので、95カ国から1300人以上の専門家が参加して実施された。
 報告書は、人類が過去50年間、かつて無いほど急速に生態系を変えてきたことを指摘。水供給、大気質や水質の管理、自然災害の防止など、生態系がもたらしてきた多様なサービスのうち、約60%近くが悪化してきているとする(調査した生態系サービス24種のうち、15種が悪化)。また、こうした生態系サービスは、今後50年間でさらに悪化するおそれがあり、国連ミレニアム開発目標達成の障壁となると警告する。
 UNEPのテプファー事務局長は、同報告書の発表に際して、「(これまで)生態系のサービスは無料で、その利用も制限が無いように扱われてきた。ミレニアム生態系アセスメントは、生態系のサービスの経済的重要性と、地球の生命維持システムの保全・尊重に向けた新しい追加的な論拠について、ある意味で初めて、知見を与えてくれる」と評価した。また、このアセスメントが「生態系を悪化させ、破壊することは、経済的な自殺に相当する」ことを示したと述べた。【UNEP】・【ミレニアム生態系アセスメント】


下記アドレス:UNEPプレスリリース

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