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環境ニュース[海外]

効果的な環境政策は地球規模での貧困撲滅に役立つ

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.12.17 【情報源】ドイツ/2004.12.01 発表

 ドイツの地球環境変動学術諮問委員会(WBGU)は、12月1日、所見「変動の世界−環境政策を通じた貧困撲滅」を発表した。この所見では、気候変動、水不足といった環境問題は、貧困に苦しむ多くの人々の生活の基盤を脅かしており、さらに、これらの問題は、人為的活動に起因していると指摘、ゆえに、地球規模での貧困撲滅と環境政策をリンクさせた国際協力に集中的に取り組むように訴えている。
 所見を受け取った各大臣のコメントは次のとおり。
●トリッティン環境大臣
 自然資源の維持は、開発・発展の前提条件である。再生可能エネルギー拡大のための国際的な取り組みは、数十億ユーロの規模の投資を導く。これは、地球温暖化対策や環境保全のためだけではなく、途上国における経済的な効果ももたらす。また、WTOレベルの環境機関を国連内に創設することを強く求める。
●ヴィチョレック=ツォイル経済協力・経済発展大臣
 現在、貧困層にある人々は、環境破壊や気候変動、洪水、水質汚染などに苦しんでいる。例えば、飲料水の不足により、毎日6000人の子供たちが亡くなっている。2006年には、途上国援助額を国家税収の0.33%に上げる予定である。適切な途上国支援により、限りある資源が保全され、私たちの将来への投資ともなる。
【ドイツ連邦環境省】

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