一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA フォーチュン500社の中から 通勤対策の進んだ企業を表彰
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.10.15 【情報源】アメリカ/2004.09.29 発表
EPAは、フォーチュン500社の中から選ばれた、「通勤者のための最善の職場」リストを公表する。「通勤者のための最善の職場」プログラムは、通勤定期や相乗りバンの乗車券への補助、在宅勤務プログラム、シャトルバスの運行といった措置を、通勤者に対して講じている雇用者を表彰するものである。
アメリカ国民は、交通渋滞に毎年46時間を費やしており、都市部の交通渋滞に関しては630億ドル(7兆5600億円)の費用が発生している。
今回表彰される企業は69社あり、これにより便益を受ける通勤者は全国で40万人を超える。これにより、交通渋滞に係る費用が削減されるとともに、年間約18万6000トンのCO2(自動車4万1000台分に相当)が削減される。
この69社のうち、利益を受ける通勤者の割合が特に高い20社は、「上位20社リスト」に掲載されている。1位はインテル(92%)で、上位には、シスコ・システムズ(3位)、オラクル(5位)などが入っている。【EPA】