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環境ニュース[海外]

ドイツ・チェコ国境 エルベ川浄化のための施設完成

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.06.01 【情報源】ドイツ/2001.05.22 発表

 ドイツ・チェコ国境を流れるエルベ川沿いの都市Decin(チェコ共和国)はこれまで排水浄化施設を持っていなかったが、5月22日、最新の浄化施設が稼動を開始した。この設備は、チェコ国内の排出基準を充たすばかりでなく、EUの基準を充たすものであり、Decinから排出される汚染物質の96%を処理できる。連邦環境省政務次官Simmone Probst氏は、チェコ共和国のEUへの参加のために、環境政策上の良い得点をあげるものでもある、と語った。
 連邦環境省は、このプロジェクトのために「外国におけるパイロットプログラム」から800万マルク(4億円)を支出した。掘削工事、インフラストラクチャーの建設には、ドイツ・チェコ国境地域のためのEUプログラム「PHARE/CBC」から、1200万マルク(6億円)の援助を受けている。
 連邦環境省は、ここ数年、EUに参加しようとする東欧諸国の大気および水質の浄化、気候変動防止の領域において、環境保護パイロットプログラムを援助しており、1992年以来、17のプロジェクトに1億4000万マルク(70億円)支出している。そのうち15のプロジェクトは、ドイツ・チェコの間のプログラムであり、1億1200万マルク(56億円)が支出されている。【ドイツ連邦環境省】

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