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環境ニュース[海外]

第1回カルタヘナ議定書締約国会議 遺伝子組換体輸出入に関する制度を具体化

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2004.03.16 【情報源】その他/2004.02.27 発表

 バイオセイフティーに関するカルタヘナ議定書の第1回目の締約国会合が、2月23日から27日まで、マレーシアのクアラルンプールで開催された。同議定書は、87カ国の署名により、2003年9月に発効している。
 会議では、遺伝子組換体の国際取引の安全性を確保するため、必要な事項や手続きに関して規定した文書が採決された。新システムの下では、遺伝子組換作物を積んだ全ての貨物は、食品用・飼料用・加工用であっても、遺伝子組換生物(LMO)が含まれている可能性があると分類される。付帯文書には、輸出者、輸入者及び関係当局の連絡先なども示さなければならない。
 会議では、議定書の遵守を促進するための手続きやメカニズム、遵守できない場合の支援措置についても採択された。定期的に報告書を提出したり、締約国会議に助言を行う遵守委員会も設置された。また、バイオセーフティーに関する情報交換センターを機能させるための文書、財政メカニズムに関するガイダンス、議定書のための中期的な作業プログラムに関する文書なども採択された。
 なお、遺伝子組換体の混入が許される閾値(それ以下であれば、GMフリーとされる)などについては、今後、1年間、専門家グループで検討する。次の締約国会合は、2005年の第2四半期に開催される。【UNEP、フランス エコロジー持続可能な開発省】


(UNEPプレスリリース)

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