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環境ニュース[海外]

UNEP 科学的基盤の強化について検討

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.01.27 【情報源】国連/2004.01.09 発表

 UNEPの科学的な基盤をどのように強化するのがよいかを検討するため、世界の科学者、政府担当者らを集めた会合が、1月12日の週に、UNEP本部(ナイロビ)で開催される。人類の活動が21世紀の環境に与える影響について、より精度の高い予測を行うべく、「知識のギャップ」を正確に指摘することを目指す。
 会議に先立ち、UNEPが調査したところ、科学研究の充実が必要な分野として、2分の1から3分の1の回答者が、「環境と貧困」、「環境と貿易」、「環境と紛争」を挙げた。その他に、「肥料や車の排気ガスによる地球規模の窒素循環」、「海洋及び淡水における生物多様性アセスメント」、「森林消失や農業による土地への影響」、「有害化学物質による健康及び環境への影響」なども指摘された。また、「地球環境の変化に関する政府間パネル」を設置するという提案については、30カ国以上の政府が支持、または検討を表明したが、約20カ国の政府はこの案に反対した。
 1月12・13日には科学者の会合、14・15日には政府関係者の会合、16日には政府間協議が行われる。【UNEP】

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