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環境ニュース[海外]

EU新議長国アイルランド 環境分野では再生可能エネルギーと海洋保護を重視

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.01.20 【情報源】EU/2004.01.05 発表

 2004年1月1日から、EU議長国がアイルランドとなった。同国が議長を務める期間中(半年間)、5月1日には、EUが拡大され、新たに10カ国がメンバーに加わる。
 アイルランドは、EU拡大の成功、競争力の向上、安全及び世界への貢献という4本の柱を掲げる議長国プログラムを発表している。プログラムには、環境関連として、エネルギー政策への持続可能な開発原則の統合、海上輸送に伴う海洋汚染リスクの削減などが掲げられている。また、環境保護及び持続可能な開発に向けた積極的なアプローチを推進することも盛り込まれている。春の閣僚理事会に対する環境閣僚理事会からのインプットとしては、成長と環境被害のデカップリングを重視し、環境技術アクションプランを提出する予定である。
 アイルランドのダーモット・アハーン通信・海洋・自然資源大臣は、議長国の方針として、省エネやエネルギー効率化の促進と併せ、再生可能エネルギーの活用を促進していくことを強調。6月にドイツのボンで開催される「再生可能エネルギー国際会議」が、ヨハネスブルグ・サミットのフォローアップとして最初の大きなイベントとなるだろうと述べる。また、同大臣は、海洋汚染事故に関し、汚染者に刑事罰を課す指令案について、加盟国の合意が得られるよう努力していくと述べた。国際海事機関(IMO)に提案している「特に影響を受けやすい海域」の指定についても、2004年中の進展を期待するとしている。【EU議長国】

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