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環境ニュース[海外]

途上国の生物多様性研究者を支援する奨学金制度を新設

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2003.05.29 【情報源】イギリス/2003.05.21 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、途上国の優秀な生物多様性研究者を支援する新しい奨学金制度に基づき、第1回目の支給を受ける5人を発表した。この奨学金は、イギリス政府の生物多様性保全プログラムである「ダーウィン・イニシアティブ」から提供される。ダーウィン・イニシアティブは、生物多様性に恵まれながらも、資金源に乏しい国々において、生物多様性の保全と自然資源の持続可能な利用を促進する取組みである。
 奨学生の出身地は、ケニヤ、ガボン、コロンビア、エクアドル、エチオピア。各研究者は、最高1年間、イギリスの専門機関の設備や知見を利用することができる。また、受け入れ機関となる、ブリストル、カーディフ、ケント、レスター、ヘリオット・ワット(エディンバラ)の各大学は、研究者から各分野の知識を学ぶことができる。研究分野は、ガボンの森林地帯に生息するゾウや、絶滅の危機にあるガラパコス島の植物保護技術などである。
 エリオット・モーレイ自然保護大臣は、今回の奨学生の発表に当たって、「特に遺伝子分析などイギリスが得意とする保全技術の知識を除々に習得してもらい、絶滅の危機にある世界中の種に、生き残るチャンスを与えたい」と述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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