一般財団法人環境イノベーション情報機構
オオカミとの共存に関する国会報告
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.05.26 【情報源】フランス/2003.05.15 発表
エコロジー・持続可能な開発省のバシュロ・ナルカン大臣と農業・食品・漁業・地方事業省のゲマール大臣は、国会の調査委員会が策定した、フランスにおけるオオカミの存続条件及び山間部における農業活動に関する報告・提案を受理した。両大臣は、同委員会のエストロジ委員長及び報告書を作成したスパニュー氏に謝辞を述べるとともに、山間地域における農業活動の重要な位置づけ、自然環境や種の多様性の維持に対する農業活動の貢献を認識した。
両大臣は、大型捕食動物を保護する欧州、国際法規を尊重していく中で、特に町村長や議員などすべての関係者との建設的な対話と参加が重要であるとする。
委員会の提案は両省の担当者により慎重に検討される。両省は、大型捕食動物に関する政策の基本的事項について数ヶ月前に検討を開始したところだが、今回の提案はこの議論を深めるものとなろう。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】