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環境ニュース[海外]

ドイツ、AIとデータセンターの増加によるカーボンリーケージのリスクに関する調査を実施

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.07.11 【情報源】ドイツ/2025.06.18 発表

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、人工知能(AI)アプリケーション向けのデータセンターの急速な増加とカーボンリーケージのリスクに関する調査の結果を公表した。    

AIに関連するデータセンターのエネルギー消費量は2028年までに世界の電力消費量の約1%に相当する約300テラワット時に達すると予測されている。
データ処理は地理的に柔軟であり、理論的にはどこででも行うことが可能であることから、データセンター業界は拠点の選定には制限がなく、調査では、拠点はEUと比較して気候対策が緩いアメリカと中国に集中していることを示している。
これは安価ではあるが、CO2ニュートラルではないエネルギーを使用する地域にAIのデータセンターが移されることにより生じるカーボンリーケージのリスクを示すものである。

調査では、AIの利用が盛んな地域における再生可能エネルギーの拡大と、AI企業が掲げる気候目標の遵守が非常に重要であり、これにより、カーボンリーケージやEU域内へのCO2排出量の輸入によるEU気候目標の弱体化を防ぐことができるとしている。

【ドイツ連邦環境庁】

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