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環境ニュース[海外]

今年の世界環境デー式典はレバノンで開催 アラブ地域で初のホスト国

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.05.08 【情報源】国連/2003.04.30 発表

 今年の世界環境デーの式典が、6月5日にレバノン共和国で開催されることとなった。世界環境デーがアラブ世界で開催されるのは、30年間の歴史において初めてである。今年度のテーマは、環境問題の中でも、最も切迫した問題である「水−20億人が水のために死にかけている!(Water − Two Billion People are Dying for It!)」となった。このテーマは、2003年国際淡水年(International Year of Freshwater)をサポートするものでもある。
 レバノン共和国のラフィーク・ハリーリ首相は、「今年度の世界環境デーのホスト国に選ばれたことは大変光栄である。・・・この特別なイベントを主催することによって、レバノン共和国が、(アラブ)地域や世界の指針となるような国となることを希望する」と述べた。
 国連のアナン事務総長は、「6人に1人が安全な飲用水にアクセスできず、24億人の人が適切な衛生設備にアクセスできない。水に関連する病気によって、8秒間に1人ずつ子供が死んでゆく」と指摘し、ミレニアム・サミットと持続可能な開発に関する世界サミットにおいて、国際社会が、安全な水と衛生設備を供与する「測定可能な、期限を定めたコミットメント」を設定したことについても言及した。
 UNEPのクラウス・テプファー事務局長は、「レバノンが、国際淡水年に、国連の重要なイベントを主催することに同意してくれたことは大変喜ばしい。・・・木、森林、水は密接にリンクしている。素晴らしいレバノン杉を国旗にしている国が、今年の世界環境デーを主催することは相応しい」とコメントした。
 レバノン環境省の後援を受けて、ベイルートとレバノン周辺で開催される世界環境デーの式典では、UNEPグローバル500賞(Global 500 Awards)の贈呈式もあわせて行われる予定。2003年は計8名・団体が受賞することになっている。【UNEP】

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