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環境ニュース[海外]

EPA・陸軍工兵隊 汚染都市河川の修復に係るパイロット事業を公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2003.04.30 【情報源】アメリカ/2003.04.21 発表

 EPAのホイットマン長官は4月21日、「都市河川修復イニシアティブ(Urban Rivers Restoration Initiative)」に基づく修復パイロット事業の対象となる8つの河川のひとつとして、ワシントンD.C.とメリーランド州を流れるアナコスティア川を選択したと公表した。
 「都市河川修復イニシアティブ」は、EPAと陸軍工兵隊とが協力して、全国の都市河川の浄化と修復を推進する試みである。このイニシアティブに基づくパイロット事業は、湿地の修復、森林被覆率の向上、ブラウンフィールドの再開発、および公的・私的な利害関係者の参加の拡大のための計画につき、競争的なプロセスを通して選択された。各パイロット事業に対しては、EPAから5万ドル(600万円)の補助金が与えられる。
 アナコスティア川は、PCB殺虫剤重金属および未処理下水により汚染されている。
 アナコスティア川で現在行われている取組みとしては、(1)河川に面したコミュニティの再活性化、およびこれらのコミュニティと他の地域とを結ぶ河川遊歩道の創設に関する計画づくり、(2)合流式下水道の改善、および河川に流入するオーバー・フローを98%削減する計画案、(3)EPAを含む25の公的・私的な関係者が自主的に参加する、アナコスティア川流域の堆積物に含まれる有害物質問題に対処するためのパートナーシップがある。
 なお、今回は、このほか、バージニア州のエリザベス川のパイロット事業についても公表された。その他の事業については、今年中に公表される予定である。【EPA】

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