アメリカ農務省、有機農業振興のための支援策を発表

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2024.06.03 【情報源】アメリカ／2024.05.15 発表

アメリカ農務省（USDA）は、国内有機農産物市場の拡大と農家の有機農業への転換を支援するための新プログラムや資金提供などを発表した。

・より良い有機市場の開発
　USDA農業販売促進局（AMS）が、有機市場開発助成金（OMDG）プログラムを通じて23事業に2,480万ドル提供し、有機農産物の消費拡大をめざす。有機穀物、有機家畜飼料など、小さな市場ニーズに対応する事業に配慮している。追加の1,000万ドルも発表され、既存の応募者から選ばれる。

・有機転換をめざす農家への実践的な研修の提供
　USDA自然資源保全局（NRCS）が、2つのNPOと5年間のパートナーシップを締結し、500万ドルを提供して有機の専門知識の強化と有機転換を希望する農家間の関係の拡大を図る。

・有機認証取得の経済的負担の軽減
　USDA農業サービス局（FSA）が、有機認証費用分担プログラム（OCCSP）を通じて、全米有機プログラムの有機認証の新規取得あるいは継続に必要な費用の最大75％（認証カテゴリーごとに最大750ドル）を負担する。

【アメリカ農務省】