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環境ニュース[海外]

欧州委員会、残存する水銀使用製品の使用や製造などの禁止を盛りこんだ改正水銀規則案を公表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2023.08.01 【情報源】EU/2023.07.14 発表

欧州委員会は、EUが目指す汚染ゼロの実現に向け、域内でまだ流通している水銀使用製品の禁止を盛りこんだ改正水銀規則(案)を採択した。以下のように、子供などへの歯科治療に限って禁止されている歯科用アマルガムの使用を全て禁止するほか、特定の水銀使用製品の製造や輸出も禁止する。現在域内ではアマルガムに年間40トンの水銀が使われているという。
・2025年1月1日から歯科用アマルガムの使用を全面的に禁止する(治療上のやむを得ない使用理由がある場合を除く)
・2025年1月1日から歯科用アマルガムの製造と輸出を禁止する
・6つの水銀使用ランプを製造・輸出禁止の対象とする(ランプの種類によって2026年1月1日からと2028年1月1日から)
また、今回は同時に、ランプや非電気機器など8つの水銀使用製品の製造と輸出入を禁止するという水俣条約第4回締約国会議(COP4)の決定に沿うかたちで水銀規則を一部改めるための委任法令も採択されている。
今後、改正案及び委任法令は欧州議会とEU理事会において審議や審査が行われる。
【欧州委員会】

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