EU水枠組み指令を国内法制化へ

　フランス　エコロジー・持続可能な開発省のロズリン・バシュロナルカン大臣は、2月12日、EUの水枠組み指令を国内法制化する法案を閣議に提出した。
　EU指令は、国の行政機関、地方自治体、利用者及び団体等の参加する流域委員会を設置し、流域規模での水管理を進める体制を強化する。同指令は、「水全体の状況を改善する」という目標を掲げており、2015年にはこの目標を達成しなければならない。
　法案はマスタープラン、整備計画、水管理計画などについて、都市計画との整合性が図られるようにするとともに、スケジュール、公衆協議などに関する措置を補足する。
　なお、大臣は平行して、新たな枠組みの下、水政策に関する戦略づくりに向け、2003年に利用者を含むすべての関係者による討議を行う予定。法案は2004年に施行される予定。【フランスエコロジー・持続可能な開発省】