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環境ニュース[海外]

EPA 2000年のTMDL規則を撤回する予定

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2003.01.15 【情報源】アメリカ/2002.12.20 発表

 EPAは12月20日、水質浄化法に基づく「一日当たり総合最大負荷量(Total Maximum Daily Load(TMDL))」プログラムを改正する2000年7月の最終規則を撤回することを提案していると発表した。
 この2000年規則は、数多くの意見に示された理由をもとに、実現の可能性がないと判断され、また20を超える当事者から訴訟を提起されていた。最終的に、議会は、EPAによる2000年規則の実施を禁止する法律を制定。全米科学アカデミーの学術研究会議(National Research Council)も、報告書の中で、EPAの規則やプログラムの改善に関する数多くの勧告を公表していた。
 EPAのホイットマン長官は、「われわれには既存のTMDLプログラムがあり、今回の行動はかかるプログラムの実施、水質基準の設定、排出規制に係る許可の付与、違反者に対する執行を止めるものではない。EPAと州は、今後も協力して、汚染水域を特定し、かかる水域を保護するための基準を設定する予定である。またEPAは、今後も引き続き努力して、より清浄な水という目標を確実に達成するため、このプログラムを改善していくつもりである」と述べた。【EPA】

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