アメリカ環境保護庁、ブラウンフィールド広域計画資金をニューイングランドの2団体に提供

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2017.02.16 【情報源】アメリカ／2017.02.03 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、ブラウンフィールド助成の広域計画（AWP）プログラムで、ニューイングランド地方の2団体を選定したと発表した。団体には地域のブラウンフィールドの浄化と再利用の計画作りのため、それぞれ20万ドルが提供される。AWPプログラムは、複数のブラウンフィールド（汚染された工場跡地など）が近接して存在するなどで経済・環境・社会の発展が困難な地域を支援するもので、個々のブラウンフィールドでなく地域全体を対象に活性化を図る点に特徴がある。
　今回選ばれた団体の一つであるメイン州のNPO、Eastern Maine Development Corporationは旧製紙工場など複数の工場跡地のある地域について、またもう一方のプロビデンス市（ロードアイランド州）は汚染された旧製造工場などのあるプロジェクト地域を対象に、それぞれ地域住民らとともに地域全体の再生計画と実施戦略を策定する。【アメリカ環境保護庁】