フランス、新たに80団体が「プラスエネルギー地域」に参加

エネルギー】 【掲載日】2016.10.28 【情報源】フランス／2016.10.14 発表

　フランス環境・エネルギー・海洋省（MEEM）は、「グリーン成長のためのプラスエネルギー地域（TEPCV）」の助成対象に新たに80団体が加わったと発表した。TEPCVは、地方自治体などによる模範的な取組を政府が支援する枠組みで、対象として主に、１）省エネルギー（公共建物の断熱改修、照明の短縮等）、２）環境を汚さない輸送手段（電気自動車購入、公共交通の推進等）、３）再生可能エネルギーの推進（公共施設への太陽光パネル設置、熱供給網の設置等）、４）生物多様性の保全（公共の庭園の維持管理に使う農薬の削減、都市農業の推進等）、５）廃棄物対策（レジ袋の廃止、リサイクル推進等）、６）環境教育（学校、住民の意識啓発等）、の6分野におけるプロジェクトを募集する。応募者の中から選考により選ばれた団体は政府と協定を結び支援を受ける。2014年9月に初回のTEPCVの募集が行われてから2年間で400の協定が締結された。今回発表された80団体はこれに追加される。これまでに3億ユーロ超が、このTEPCVのプロジェクトを支援するために投入された。【フランス環境・エネルギー・海洋省】